先日、兵庫県芦屋市のアンリ・シャルパンティエさんでクレープシュゼットさんを頂いてきました。
1969年に芦屋にてオープンしたアンリ・シャルパンティエさんは、19世紀にアンリ・シャルパンティエさんが考案されたとされるクレープシュゼットに感銘を受けて、シェフの名前を店名に、クレープシュゼットをスペシャリテとして提供されていて、芦屋のお店が最初のお店になっています。
日本のアシェットデセールのルーツを考える際には伺っておきたいと思い、今回伺いました。
■クレープシュゼットバニラアイス添え
まずはシンプルなクレープシュゼットのバニラアイス添えで、お店ではワゴンサービスとキッチンからの提供を選べるということで、まずはせっかくなのでワゴンサービスで。ワゴンで作られる際にも、アンリ・シャルパンティエの歴史やクレープシュゼットについての思いなどを話されながら作られています。
滑らかなクレープに、コアントローやオレンジのスープで煮ながら、最後にグランマロニエでフランベをしての提供。シンプルながら、程よい酸味と段々と溶けてくるアイスとのコントラスト、クレープの滑らかさがよくわかるデセールに。今もこのスタイルで提供されているお店は少ないと思うので、とても貴重だなと思いますね。
■いちじくのコンポートを使ったクレープシュゼット
せっかくなので、もう一つは季節のフルーツの無花果を使ったものも。こちらはベースは変わらずいちじくのコンポートと別添えの赤ワインベースにスパイスを加えたソースがあり、より味の深さがます感じですね。
もちろん東京なら銀座でもいただくことはできますが、外面に面影のある歴史あるお店に伺っていただくのも良いなって思いますね。