先日、二子新地のシェルシューズさんでデザートコース冬2025をいただいてきました。
季節ごとに開催されるデザートコースになりますが、今回は冬のコースですがメニューが研究書になっているのが中々斬新なものに。
□紅烏龍茶 台湾
烏龍茶だけど割と紅茶のニュアンスが結構ある感じにみえるお茶に。
■ブリュレ
カカオブリュレは見た目よりも比較的軽めな調整になりつつ、黒糖と月桃のジェラートがハーブ系の清涼感が出ていて非加熱で作られた塩の塩味とともに、より印象が軽めになる。一皿目にショコラ系だと全体の流れで重くなるかなって思ったけどそのあたりもしっかりとカバー。
■いちごを浴びるクレープ
ベースの苺のソースで少し甘さと味をつけつつ、クレームドゥーブルや文旦の酸味でバランスをとった形に。クレープ自体は煮ない形にしたことでモチっとした感じも残しシュゼットとも違うものに。
□ジンとハーブシロップのカクテル
魚沼産のノンアルコールジンはハーバル感が元々ありつつも、ベルベーヌやベルガモットなどのハーブを使ったシロップでより印象が深くなりつつ、凄くすっきりとした清涼感が感じられる。
■春巻
ベースとしては完全にセイボリーのもので、練りゴマと胡麻豆腐も温まることで少しソースっぽい感じにも。柔らかな甘さと揚げたての食感に蓮根餡の塩味で味のテイスト含めて変化させて。
■ティラミス
ザバイオーネで作ったクリームを中心に、ベルガモットやコーヒーを使いそれらも酸味があるものを使われているので、ティラミスだけど柑橘系の爽やかさが中心になるような感じに。柑橘と薔薇のマーマレードとは別にあるだだちゃ豆は2AP由来でジャスミン米とかとも近しいので、割と香りにも特化したようなものに。
□はちみつベルガモット、レモンバーベナ、炭酸
はちみつの印象が最初にありつつ、柑橘の酸味と味がふわりと香り、デザート側により爽やかな印象が出てくる。
■小菓子
紅茶、りんご、ローゼルマカロン/ベルガモットオランジェット/ピパーチナッツトリュフ/金柑オランジェット/黒胡椒パルミジャーノサブレ/日向夏山椒パートドフリュイ
ショコラ系や苺を中心にしつつ、セイボリー系で春巻がでたり(ここから、夜に春巻を作り次の日はYamaさんで春巻をいただくという奇跡的な繋がりも)と、いつもよりは少し攻めた感じの内容になっていましたね。次はまた春になるのかなと思います。