先日、京都河原町のRiche huitさんで、デザートコースさんをいただいてきました。
2021年夏にオープンされて、オープン当初は3,4階でタルトレットメインのカフェを行われていますが、当初から予定されていたのが2階でのデザートコースの提供。8月に行ったタイミングでは合わなかったのですが、今回タイミングがバッチリとはまったので伺ってきました。
■季節のアミューズ 秋茄子と霜降りひらたけのブルスケッタ、バターナッツかぼちゃの温かいスープ
どちらも秋らしい食材でのアミューズ。しっかりした味のブルスケッタも美味しく、バターナッツかぼちゃの甘さと塩味のバランスもちょどいい感じ。お料理のコースの前菜をいただいているような構成かな。
デセール前に提供されるナチュラルなパウンドケーキは、コースのパンのイメージなのかな?と思いつつ、期待感が高まりますね。
■洋梨とライム
□ベルベーヌのハーブティー
オレンジのブリュレとヨーグルトのムース、ライムの皮を押し花のように挟んだもの、ライムフォーム、フレッシュな洋梨とソース
透明感のある素材で押し花のような形に見せるというのは、いい表現ですね。洋梨を中心にしつつ、ライムの爽やかさと似た方向性のオレンジとヨーグルト。一緒に頂くことで結構香りも口の中で広がってきますね。ペアリングの方向性もニュアンスが近くて楽しめました。
■安納芋と柚子
□鉄観音茶
安納芋をオーブンでじっくり焼いて最後に表面を素揚げしたもの、柚子のアイス、黒糖のクランブル、安納芋のチップ、シブーストのアイス
ねっとりした安納芋の甘さに表面の揚げたところが食感のアクセントというのは面白いですね。柚子のアイスをソースのように絡めていただくのですが、安納芋の甘さを壊さない形で柚子の風味がちゃんと入ってくる形に。鉄観音茶はクランブルや安納芋の表面の香ばしさをマリアージュさせたいイメージに寄り添っているかな。
■プティフール:Jardin de riche
金木犀のシロップの杏仁豆腐
生菓子(バニラマカロン、ブリュレアイス、オレンジのチーズケーキ)
プティフール(ジャスミンティーのジュレ、カヌレ、柚子のトリュフショコラ、カシスと白ワインのパートドフリュイ、アーモンドケーキ)
Jardin de riche(豊かな庭)と表現されたプティフール。3,4階で提供されている本日のプティフールの形で出されているものがくるのかなと思っていたのですが、いい意味で期待を裏切られまして、プティフールでこの品目数出てくるのがまず驚きました。結構拘られているということもあり、それぞれのクオリティも高い。これだけでアフタヌーンティーとしても満足度がありそうなくらいの内容だったと思います。
タルトレット自体もクオリティが相当高い感じでしたが、デザートコースではタルトレット以外でお料理のコースのように構成を作りつつ、プティフールまできめ細かい感じで良かったと思います。約2時間十分楽しめる内容でした。
シェフパティシエールさんと旦那さんがMOTOIさん出身ということで、Gorilleさんも京都にくるとMOTOI出身のデセール店が京都に3店舗できるのですが、皆さんの個性が出てきて良いですね。旦那さんが何気に覚えてくださっていて、ちょっとドキッとしてしまいました。
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Riche huit
11月のデザートコース
4,600円
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[旅行記その4]
この日は1日4デザートコースを頂くのですが、事前に分量などは把握していたので問題はありませんでした。
スイーツバーが後半ということもあり比較的遅い出発で動けるのと、この日にRiche huitさんとIDOCHAさんが両方予約できるということもあり、日程をほぼ固めて京都往復をしました。JRでもよかったのですが、京都河原町まで一気に行ける阪急電車で移動も楽な形に。