先日、千葉県匝瑳にあるまるさんかくしかくさんで開催された、スイーツコースのイベントに伺ってきました。
匝瑳でアフタヌーンティーなどを行われているまるさんかくしかくさんですが、Instagramを見ていたらデザートコースの開催というのが目に飛び込んできて、場所や行き方などを確認して行けそうかなというのと、どういうものが出てくるかなというのも気になったので伺いました。当日はフランスから帰国されていた藤末シェフがアシェットデセールを作られました。
□自家製のレモングラスのお茶
■ブルゴーニュからの贈り物
カシスの葉のパウダー、シャインマスカット、巨峰、パンデピスとパンデピスシュトロイゼル、セミフレッド、ぶどうジュースとカシスの葉のスープ
葡萄の風味にパンデピスのスパイスの感じがとても合っていて美味しい。その中に爽やかさもあるので夏らしいデセールに。カシスの葉を使うというのが意外だったですね。
□nemaのノンアルコールジンとトニックウォーター、山椒の実
少しフローラルな感じの美味しさに、少しだけ風味に山椒の感じで、デセールのスパイスとの合わせにも。
■フランスの夏
ペッシュドゥヴィーニュのムース、桃のジュレ、あかすぐりと自家製レモンバーベナのソース、フレッシュの桃、ピンクペッパーフォーム
桃の甘さにレモンバーベナの風味が全体に瑞々しい感じを。それにピンクペッパーで軽くスパイシーさをいれて、より全体が明るく昇華されたイメージになりますね。
ムースもあまり使われるのを目にしていないペッシュドゥヴィーヌのムースでこちらもワインのような赤さがあるもの。フランスの夏に出てくる物なので、テーマに沿っていますね。
□東京茶「燻」の水出し、チーズフォーム、胡椒
燻製の感じが感じられるお茶に、チーズと胡椒の風味が入ってくる。単体でも美味しいし、デセールのペッパーとの相性もあっていますね。
■沖縄の思い出
空洞の大きなメレンゲの中に、ヨーグルトクリームとマンゴー、パッションフルーツ、オールスパイスのアイス、シークワーサーのシュトロイゼルを閉じ込め、マンゴーソースとシークワーサーパウダーを添えて
削ったシークワーサーの香りから楽しめるもので、メレンゲを割っていただくことで、メレンゲの食感から果物の濃厚な甘さと酸味が渾然一体となって楽しめるものに。
そこにスパイスのアイスなどでアクセントも加わって味わいに変化をつけてくれる。
□ラプサン・スーチョンの水出し
末の葉で燻製しているもので、単体で飲むの少し重めな感じなのかなと思ったんですが、デセールといただくとその感じがアッサリとしたイメージで芳醇な味わいのみが残る形に。これは意外なペアリングで良かった。
■ミニャルディーズ
パルミエ、キャラメリゼしたくるみのクッキー、フィナンシェ、八丁味噌とごまのクッキー
□ダージリン2ndフラッシュ
シェフがお店に来られた時に何かしませんかということで、今回シェフが日本に戻られたタイミングでここで行われたそうです。初めてのコース仕立とは思えない感じで、それぞれにテーマの背景が見えるもので良かったです。次があるとしたら1月くらいかなということでした。
また、店主さんに色々とご配慮いただいたりしていただけて、感謝しています。
https://www.instagram.com/marusankakushikakuu/
https://www.instagram.com/keigo_fujisue/