先日、千葉県匝瑳にあるまるさんかくしかくさんで開催された、スイーツコースのイベントに伺ってきました。
前回も伺ったまるさんかくしかくさんでの2回目のデザートコースイベント。今回もフランス ボーヌから帰国されていた藤末シェフがアシェットデセールを担当されました。
■スフレショコラ
グリュエ・ド・カカオとカカオパルプのエスプーマを添えて
濃厚なカカオのスフレに酸味のあるカカオパルプのエスプーマソースという構成。カカオオンリーでの構成というのは珍しいかな。甘さや香りという部分をペアリングに持ってきて、スフレではカカオを堪能する感じに。フルーツ系のソースではないこういうアプローチは良いですね。
□加賀棒茶ほうじ茶とトニックウォーター、八角とオレンジ
飲んでいくと、八角とオレンジの香りが炭酸によって鼻に抜けていく感じがよいかも。加賀棒茶に八角という組み合わせが面白い。
□ホワイトオーチャード
緑茶ベースのお茶で、果物の香りもとても感じられますね。
■京人参、大根、蕪のピクルス
柔らかい酸味のピクルスでとても食べやすい。お口直しに。
□コーラシロップ、洗双糖、アッサムのチャイ
スパイシーさのあるクラフトコーラシロップ感がでているチャイという感じに。
■フランスと日本の出会い
ラ・フランスと柚子のクリームカシスとメレンゲのアクセント
湖に氷が張ったようなイメージのアシェットデセール。
柚子と洋梨のコンポートやヨーグルトのブランマンジェをベースに、クッキー生地やカシス、メレンゲを入れ、飴で蓋をした上に柚子のゼスト。意外と柚子の香りや味がしっかりと残り、それぞれの酸味や甘み、食感の違いと色彩がマッチしている。
ペアリングがその分甘さやスパイシーさで印象を変えてきているので、単体でいただくよりも成立していますね。
■きゅうりとスモークサーモンのオープンサンドイッチ
こちらも箸休め的なもので、少し塩味も入ることで、前後のデセールの印象もより明確になるかな。
□ノンアルコール白ワイン、パイン、レモンライム、ミント
香りは白ワイン系の感じで、いただいた時にはパイン感と清涼感が出てくるものに。
■パリブレスト・カフェ
プラリネのクリームとアーモンドのキャラメリゼコーヒーソース
シェフのスペシャリテであるパリブレストをグランデセールとして提供。
アンドレ・ルコント杯で優勝した時よりも軽めにして、プラリネの風味を強くされたとのこと。
軽さもありしっかりした味のクリームにナッツの食感と生地の感じがよい。コーヒー豆のソースの香りもよくて、プラリネなどとしっかりしたコントラストに。シンプルさの中にとても奥深い感じがするものでした。
■ミニャルディーズ
レモンケーキ、自家製餡大納言、抹茶のブールドネージュ
□アッサムティー
構成的な緩急もあって、スペシャリテから日本らしさを入れたものまであり、とても楽しめました。
今回は比較的東京からも行かれている人がいるのかなという印象でしたね。