先日、中野坂上のロンポワンさんにてデザートコースさんにいってきました。
以前にも何回か行われていたデザートコースですが、毎週開催されるようになったということで伺ってきました。コース提供のカウンターがお店の裏側にあってスピークイージーの形でバー営業をされている場所ですね。
□コロンビア ハルディネス・デル・エデン
今日のコースに合いそうなドリンクということでコロンビア ハルディネス・デル・エデンをエスプレッソトニックにしたものに。
4品目でもこちらを使われていますが、パッションフルーツから杏っぽい感じやマスカット系の印象が抜けていく感じで、とても美味しい。トニック系のコーヒーはどこか敬遠することが多かったんですが、印象をガラッと変えてくれましたね。
■沖縄パッションのグラチネ
沖縄のパッションフルーツを使い、フロマージュとメープルシュガーの表面をグラチネで仕上げたものに。
パッションフルーツの香りが提供時に立ち込めてきて、単体でいただいても強すぎ無いくらいの酸味のもので、フロマージュなどと併せてよりまろやかな印象に。
■国産キウイ、ハーブの香り
キウイの爽やかな感じを中心に捉えつつハーブやオリーブオイルのアイスでそれらの輪郭に香りと味わいを足した形で、全体のコントラストのフォーカスがとてもあっているように感じますね。梅雨前の時期にもぴったりな感じですね。
■温かいスフレ、カプレーゼ
バジルソースを詰めたチーズスフレとおぜあかりんのソースで構成的にはトマトを苺に置き換えたカプレーゼのような雰囲気に。塩味や酸味を中心に、少し先程までとは異なる味の方向性。
■シンプルティラミス
コロンビア ハルディネス・デル・エデン アナエロビック パッションフルーツ ライトローストを使ったティラミスで、コーヒーを活かすために余計な要素を一切排除したものということで、シンプルという名付け。
その場で作ったエスプレッソを生地に染み込ませて、マスカルポーネと牛乳のエスプーマ、ドリップ粉を使ったアイス、カカオチュイールという形で、見た目はティラミスかどうかもわからないんですが、カカオチュイールの香ばしいニュアンスにマスカルポーネとコーヒーの組み合わせが要素感がとても感じられながら、とっても軽い口当たり。
どうしてもティラミスは少し重い印象だったりすることが多いんですが、これはとても驚きましたね。
■ポンポンショコラ、焼き菓子
お店で提供しているものを含めた20種以上のショコラから2種類を選べて、今回はシナ蜂蜜、エルダーフラワーをチョイスしました。一緒にヘーゼルナッツのクッキも添えて。
バー営業もされていて、バーをやりたかったというのと、美味しいチョコを作るには美味しい飲み物を作ることに行き着いて、そこで何か提供をしたいということでデザートコースを始められたそうです。ショコラ系のイメージが強かったのですが、とてもしっかりした構成のアシェットデセールを提供されていたので、また一つ注目のお店が増えたのかなと思いました。