アシェットデセール(皿盛りデザート)とはそもそも何か?

フレジエ“ショートケーキ”記憶の構築(201105@リベルターブル)ソルベ

アシェットデセール(皿盛りデザート)とは、現在だとフランス料理などのコースで最後に提供されるお皿に盛られたデザートのことを指しています。
海外ではアシェットデセールという言葉ではあまり目にしないので、皿(アシェット)のデザートという日本で作られた言葉なのかなぁ、と思ったりしています。

オープンキッチンタイプでデザートコースをいただけるということで、2003年にニューヨークにChikaLicious Dessert Barができたのがデザートのみで注目されたのかなという感じがしています。(個人の感想です。)
スフレ専門店としては1985年にル スフレさんが焼きたてのスフレを提供されていて、デセール単体としては初めてになるのかな。
その後、2004年に恵比寿にオープンしたToshi Yoroizukaさんでカウンターでアシェットデセールをいただけるお店がオープンして、その辺りからアシェットデセールという言葉が使われているのかなと思っています。(当時は今のお店の様な感じではなく、カウンターから見える少し奥のキッチンで作られていました。)
そこからアシェットデセールを提供するお店や、デザートコースを提供するお店が一時期増えてきて、ミラヴィル インパクトさんやカルムエランさんなど出てきたと思います。

一時期のブームの様な時期が落ち着いてから、ここ2年ほどで関東・東海・関西と話題になってきているお店が増えてきて、主にレストランパティシエさんが独立してオープンされた実力店が増えてます。また、SNSで情報が伝わりやすいこともあり、同業シェフ間でも話題になるお店も増えていますね。
2020年後半くらいからは、昨今の事情もあるかもしれないですが、レストラン内でシェフパティシエさんがアシェットデセールやデザートコースを主催されるケースが増えてきています。また、フレンチ店から独立された方など、若いパティシエさんも多く出ているような気がしています。

2021年以降にまたブームは来るのか?ということも期待しつつ、ブームになったその日をもう一度見たく、今回微力でも広められたら良いなと思い、数年ぶりにブログも再開してみました。(その間Instagramはやっています。)

TOPへ戻る