クレープ＆パフェ（202312@lanigiro）
先日、中目黒のひやてんLaboさんで行われたlanigiroさんのポップアップイベントに伺ってきました。
麻布台ヒルズにてオープン予定のlanigiroさんですが、麻布台ヒルズそのものの工事の関係でオープンが延期となっているため、今回お披露目などの意味合いを兼ねての開催されていました。
■クレープ
丁寧に焼かれたクレープは生地からの風味がよく感じられるモチッとしたものに。そして林檎のソースとアップルビネガークリームで林檎の甘さと酸味みたいな部分を、バタースコッチキャラメルソースと焼き塩で苦味や塩味といった部分を引き出している感じですね。
Tirpse時代のKIRIKO NAKAMURAに伺ったのが2015年の9月のことで、その時もそういえばクレープがでていたなっていうのが妙にシンクロしていたのが偶然だと思いますが、興味深かったですね。
■パフェ
パフェの由来の「Parfait」が完全なということで、いわゆるグラスデザートのパフェではなくて皿盛りデザートの形に。
最初にサイダーの香りのキャンディというのが、確かに香りを感じられる。オイルとかでもでているのでそのあたりを使っているのかなと思いつつ、珍しい構成だなって思いますね。
洋梨のコンポートを中心に、林檎の風味をつけた白きくらげやヨーグルトアイスにて酸味や食感を、クリームチーズのエスプーマやクレームダンジュがデザートらしいコクを足してくれつつ、青唐辛子のオイルがやっぱりキリッとした辛味で全体をしめてくれるものに。でもすごい辛いという感じではなくて、クリーム系との合わせで和らぎ、抜ける感じは維持されているかな。
ペアリングではベルガモットレモンアッサムティーを頂き、パフェの香りの雰囲気と近しい要素がある感じにいただけました。サービスで八角などを使ったチャイのソーダ割りを頂きましたが、そこまで八角感も強くない中にソーダでの香りの抜ける感じが良かったですね。
今回はどちらも結構やりたいことを詰め込んだということで、過去に働かれていた地域に関連しているのかなとも思いました。今回白きくらげを使ったように漢方や塩味、野菜などにもフォーカスを当てつつ8品程度の構成でデザートコースは考えられているようです。
