デザートコース Clair(202407@yerite)
先日、赤堤のyeriteさんで、デザートコース Clairさんを頂いてきました。
お昼はお菓子屋さん、夜はビストロとして御夫婦で営業されているお店さんで、デザートコースを不定期で開催されていまして、今回伺えるタイミングがあったので行ってきました。Clairは透明ということで、透明感を感じられるようなコースになるようですね。
□ペアリング1 poiré Granit
ノンアルに変更していただいたペアリングは洋梨と小夏でシードルっぽいイメージをだしつつ、結構あっさりとした飲み口に。
■Un メロンとクラフトジン ディル
クラフトジンのジュレの少しキリッとした感じとメロン、ディルソースで柔らかい香りと味をつけた感じ。酸味のあるクリームが印象をより上げてくれる。
■Deux 日向夏のクレープ カルダモン
マンゴークリームを挟んだクレープにクレープのクランブルがあることで、同じ素材でも甘さと食感がしっかり入るので、クレープ自体のもちっとしたものとの対比がよく出てくる。そこにカルダモンクリームや日向夏で爽やかさのある風味が更に印象を与えてくれる。
■Trois バナナとプーアール茶 ティムル
バナナのキャラメリゼと、バナナピューレチップにプーアル茶とティムルペッパーはデザートをいただきながらいただく口内調理していく一皿。バナナチップの甘さや香ばしい印象とティムルペッパーの明るく弾ける感じが結構シンクロしてくる。
□ペアリング2 ジャスミン 梅
梅の香りと印象が最初に入ってきてから、後味にジャスミンの印象も入ってくる感じで、梅酒とか梅昆布茶のイメージをより柔らかいテイストにした感じ。
■Quatre すもものクッキーシュー ローリエ
ローリエのスフレグラッセとすもものクッキーシューの組み合わせで、すももの甘酸っぱい感じにローリエの雰囲気と一緒に提供されたミックススパイスクリームがより味わいに変化をつけてくれて、スパイスをつかうコンポートよりもより直線的なスパイスやすももがペアリングともしっかりとシンクロしてくる。
■Cing 桃のミルフィーユ カカオ ブラウンカルダモン
メインはしっかりしたものでということで桃のミルフィーユ。
合わせたクリームはブラウンカルダモンとカカオニブカスタードで、見た目よりも要素感は感じつつもとても軽く仕上がっているので、桃とのバランスやサクサクしたパイとも合う印象。桃の瑞々しい感じを活かすためのアシェットタイプのミルフィーユなので、こういう時じゃないといただけなさそう。
■小菓子 ライムとバニラのボール
□グリーンマテ
ライムのジュースが弾ける感じででてくるボールで、最後も透明感のあるものに。
レストランご出身というところもあるのか、果物とスパイスをかけ合わせた形の構成で、スパイスも単品でというよりもよりそこに合うような食材などの掛け合わせが特徴的な感じがしました。yeriteというお店らしいデザートを提供したいということと、デザートをコースで提供してみたいということで行われているそうです。