Sense of Wonder(202311@Minimal The Specialty)
先日、麻布台ヒルズのMinimal The Specialtyさんで、Minimalカカオ・チョコレートのコース「Sense of Wonder」さんをいただいてきました。
2023年11月に開業した麻布台ヒルズ。開業日と同時にオープンされたMinimal The SpecialtyはMinimal各店舗のものが集まりつつ、カカオ・チョコレートをライブ形式で体験できるような「Sense of Wonder」を提供されるということで伺ってきました。今回はノンアルコールでのペアリングになります。
■パルプジュース
カカオパルプ100%のジュース。カカオ豆がチョコレートになるまでの最初の部分で、カカオパルプの説明と実際にそれを頂く形で、ライチのような甘酸っぱい感じが感じられる。
■Bean to Bar
今回はコロンビア産の同じカカオの食べ比べで、カカオ豆からチョコレートになるまでの過程をそのままに提供。今回のカカオマスだと発酵感のある酸味も感じるし、粒度の違いも食べ比べると分かりやすい。
■ガナッシュ食べ比べ
次は産地とそれぞれに適した形で仕上げたガナッシュでの食べ比べ。それぞれにプラリネにも近いナッティな雰囲気やフルーティさも感じられそれぞれの方向性の違いがわかりやすい。また箸休めに今回は蝦夷鹿のサラミを頂きましたが、ブラジルとの相性がよいのも興味深い感じでした。
■ソルベ
カカオパルプをシャーベットにして、ミルクジュレといちごソースと一緒にいただくもので、酸味や甘さのバランスがよく、カカオものが続いたので一旦味変的なクッション要素も。
アルコールペアリングの場合はここでどぶろくとのペアリングというのが結構面白いなって思いました。
■ガトーショコラ
次は3種のガトーショコラの食べ比べで、今回は生ガトーショコラ、シュートレンガトーショコラ、五色豆のガトーショコラとなり、プレーンのものから他との違いを焙煎紅茶と一緒に愉しむものに。お皿も今回のための特注のものだそうです。
■抹茶チョコレート
想像したものとは全く異なり、飲む抹茶チョコレートでの提供。ハイチガナッシュと抹茶の組み合わせで香りやいただいたときにはそれぞれが非常にクリアな感じでありつつ、個人的には意外とコンブチャに近いようなニュアンスもあるように思えました。実は抹茶チョコレートというのを初めて作られたそうで、ガナッシュとかではなくドリンクにしたのは面白いですね。
■クッキー
フィナンシェ、アーモンドチョコ、カカオニブメレンゲ、ディアマンショコラ、ヘーゼルナッツクッキーをホンジュラス産コーヒーと一緒に頂く形で。
□野草茶
和紅茶、薪火晩茶、カモミール、レモングラス、枇杷の葉と全て国産のものをその場で焙煎して最後に提供。リラックスした印象と記憶に残りやすくしたりという感じでの合わせに。
カカオ・チョコレートを体験をしてもらうというのが一番の趣旨で、色々と産地やらなどを説明しながらということで極上の体験をしてほしいということで、今回のコースでの提供を行うそうで、他にはカカオ酒5種のテイスティングなどもあったりします。季節などによって内容を変えていったり、ボリューム感なども調整していくかもということ(ボリューム的には普通くらいな印象かなとは思いました、自分感覚では)。
また、お店のカウンターも木のテーブルもあえて職人さんがカットして再度組み合わせることで、生産者と職人の交わりなどを表現されていて、チョコレートの生産過程とのシンクロとなっているそうです。