カカオのデザートコース(202505@nib)
先日、兜町のnibさんでカカオのデザートコースさんをいただいてきました。
tealさんの系列でよりカカオに特化したnibさんではパフェなどとともにカカオのデザートコースが提供されているということで伺ってきました。
□水出しカカオの豆茶風
カカオハスクを水出ししてカカオ豆と合わせたお茶はカカオのエキス感がクリアなイメージでその中に酸味も少し感じられる。
■ミニャルディーズ
カカオの色々なパーツ使って、小菓子を8種類提供。また、カカオ豆を自分でローストしたものを擦ってカカオニブを作ったものも乗せたりも。
カカオバターの羊羹、シェードツリーとカカオの実、カカオニブの食感、カカオのいちご大福、カカオのとろサク、カカオの香ばしさ、ジブンのカカオ、機械にしか出来ないこととあります。
カカオのパーツや成り立ちなどを説明を受けつつ、それぞのパーツでの酸味や滑らかさ、ロースト加減や組み合わせでの味の違いをミニャルディーズで色々と比較できるのは面白い試み。
■口直し
山椒のムースに柚子とカカオのグラニテ、アングレーズエスプーマをかけたもので、山椒を中心としたさっぱりさに。
■カカオと雨季
カカオ豆を雨季に発酵させるときに、スモークをしながらやられているそうで、今回はそれをイメージしたデセールに。ミッドクロップのものかは聞かなかったけど、雨季のときのものを使っているのかな。
日向夏のグラニテ、ミュールとバルサミコのグラニテの上にスモークピスタチオ、カカオメレンゲにローストバニラアイス、スモークフォームとスモークを主体とした構成っていうのは珍しいなと思い、それぞれのパーツで濃淡はありつつも統一感がある。周りのグラニテがカカオ全体に対して、酸味と明るさでバランスをとっていて、それが雨季の地面にも見えるようで、とてもテーマにあったデセールになっていて美味しかったです。
カカオのデザートコースというとminimalさんが先に始められていますが、パーツへのアプローチの仕方がそれぞれ異なっていたり、こちらはよりデザート側に重きもおいた感じなのかなと思いました。カカオの体験型とかは海外の人だけでなく万人受けしそうな感じですね。