8月のでぢゃーとこーす（202408@Lastnote）
先日、新宿御苑のLastnoteさんで8月のでぢゃーとこーすさんをいただいてきました。
□バジル、酢橘スカッシュ
香りや味の爽やかさが相乗効果の形でのってきてくれるのと、酢橘ベースの清涼感がよい。
■すだちの旅立ち
酢橘をパルフェとソルベで上下に置いて、上は結構ストレートな酸味、下のは柔らかな酸味と変えつつ、ヨーグルトクリームも合わせてコントラストが出ている。そこに、葡萄の甘さが入ってくるので、甘さとのバランスや温度の違いでの口の中での感じ方が時間差で変わってきますね。
■黒砂場
黒胡麻ババロアの香ばしい感じから半立ピーナッツの甘い香ばしいイメージがきて、弾けるキャンディでより香ばしい雰囲気が増してくる。少し塩を効かせることで味に抑揚ついたものに。
■マンゴーフリット
南国のフルーツは加熱しても甘さとかが出るところをマンゴーのフリットで活かしているのかな。そこにリコッタクリームなどがカッサータのような感じで印象をつけながら、トロピカルスパイスソースの酸味の広がりがアクセントに。
□薔薇ジャスミン
いつもの明るい香りと味のペアリングに。
■ピーチのグラス
桃とパッションの組み合わせも珍しいかなと思ったけど、有機栽培花粉や花粉荷を使うのはは初めてみたかも。花粉荷は最近ではスーパーフードとしても注目されているようですね。
甘い桃と少し柔らかい甘酸っぱい感じのパッションソースの調和が想像以上に合う感じで、メレンゲの溶ける食感と共に昇華されている。そこに花粉がおそらくはちみつ花粉だとおもうので、その味の印象も感じられてこれはすごい興味深い一品。
■アシェットサントノーレ
バターの芳醇な香りとクリームの美味しさがあるクラシックなサントノーレの感じに、スペシャルティコーヒーとブロンドチョコのアイスの苦味が丁度いいバランスに。黒無花果やアメリカンチェリーの味の濃厚さもアクセントとなり、シンプルに美味しい一皿。
■しめの気まぐれパスタ
アラビアータにサワラのミキュイとすじ青のりを乗せたもので、サワラの柔らかい味とすじ青のりの組み合わせが美味しく、アラビアータもしっかりとした味になっていました。
今回はクラシックなところから花粉荷を使った珍しいものまで奥深さを堪能できるような構成になっていましたね。
