季節の和菓子(202108@みのり菓子)
先日、京都でいくつかのお店でポップアップ的に和菓子とランチを提供されているみのり菓子に行ってきました。
伺った日はFUDANさんでの営業日になります。
□桃の葛もち
少しトロッとした桃のスープにもちもちなくず餅。桃の果肉に甘さの重きをいれて、生姜が味にアクセントを与える形に。
お椀を開けたときの桃などの香りがとても感じられ、お雑煮のような椀物にも近い構成。くず餅も本当にモチモチしていて美味しくいただきました。
□貴婦人の太陽
すもものスープにすももの寒天、スパイスの泡。
寒天のすももがフレッシュなものを閉じ込めているのと、スープに浮かんだ形がすごく綺麗で本当に太陽のような見え方に。
甘酸っぱいスープにのど越しもよい寒天とフレッシュのすもも。スパイスの効いたフォームも何気に味に深みなどが入ってきて意外とあっていました。
□とろけるすだちの水ようかん
白あんの水ようかんにすだちを纏わせたものに。水ようかんの口どけはとても滑らかで、すだちがほんのり香る。
□夏の思い出
とうもろこしにもち米、中にもとうもろこしの餡とずんだ。
塩胡椒を少し効かせたお食事系の道明寺みたいな。これが意外に美味しい。ベースはもちろんな組み合わせだけど、とうもろこしご飯を和菓子のスタイルに昇華させてきているかな。
和菓子を軸に少し解釈を変えたり合わせ方を変えての提供で、FUDANさんの雰囲気にもあいまって良い感じでした。